ファンドレイザーという職業は、中学生はどう感じるのだろうか。

2013-06-24

先日、海城中学校で行われました『コミュニケーション授業』に参加してきました。
この授業は今年で4年目。中学2年生の「国語」と「道徳」の授業を合わせた2コマ授業×2回という構成になっており、1回目は、「聞き書き」、2回目は「聞いた話を伝える」ことがテーマになっています。1回目の「聞き書き」では、普段出会うことのない社会人から仕事について聞き出し、2回目の「伝える」では、他の生徒に聞いた話を演劇にして伝えることを各1時間30分程度で行います。
今回は、その社会人役として呼ばれました。

授業では、今回の趣旨をまず座学で学び、その後生徒は5.6名のグループに分かれ、話を聞く社会人の周りに集まり、社会人がまず「なぜこの職業になったのか」とかを10分程度で話します。その後、インタビュー形式で質問に10分程度答えます。

ファンドレイザーという職業は、中学生はきっと初めて接する職種だと思います。今回は、ファンドレイザーをなるべくわかりやすく説明し、
・なんでファンドレイザーになったのか。
・何のために働くのか。
・今を一生懸命生きているか。
などが伝わればいいなと思い、インタビューの受け答えをしました。

短時間のインタビューで中学生に伝わったのかは疑問で、また自分の伝える能力も必要だと気が付き不安でしたが、その週末に送られてきた生徒の聞き書きは、

「社会のために何ができるか」

という題名が付けられており、ちゃんとまとめられていました。
これはかなりビックリして、海城中学校2年生の能力の高さには驚かされました。

 

翌週も見学に行きました。

まずは、タブロー(絵画)という演劇手法をレクチャー。聞き書きした文章から5~10行を抜粋し、グループでその行のイメージを静止して絵画のように表現し、1人がナレーターとしてその抜粋した文章を読むというもの。

表現すること、伝えることをタブローで学び、各グループで5分の演劇(必ずタブローは1回入れる)を作ります。
各グループに分かれ、どういう構成にするかを話、練習し、30分後に発表です。

これも各グループ、表現豊かで面白かったです。
聞き書きした社会人を知らなくても、大体人となりがわかる内容になっていました。
僕を題材にしたグループも上手く演じていました!

 

最後に僕を演じた生徒たちが
「なんのために働くかを考えました」
「その場面場面で出来る事を全部やるという姿勢が素晴らしかったです」
などの感想があり、伝わったんだなぁと僕も勉強させてもらった授業でした。

貴重な機会をありがとうございました。

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